壺屋の名工・故小橋川源慶の生誕110年を記念し、生前から交流があった宮里栄徳氏のコレクションを中心に回顧展を開催いたします。
小橋川源慶は、1911年に壺屋に生まれ、幼い頃から焼物作りを身近に感じながら成長します。人間国宝になった金城次郎、壺屋を代表する陶工の島袋常恵・小橋川永昌と同世代の陶工です。戦前は沖縄県工業指導所窯業部に勤務して最新の窯業技術を学びました。その経験は後の作品にも反映されています。戦後も登り窯・東ヌ窯（国指定重要文化財「新垣家住宅」内）を使い、積極的に作陶を続けました。
壺屋陶工の中でもロクロの名人と言われ、大型の丁子風炉などに卓越したロクロ技術を見ることができます。また、深みのある緑釉は独特の魅力をもちます。
本展では、日ごろ公開されることが少ない個人蔵の作品を含め、小橋川源慶の魅力を伝える作品を展示します。ぜひご観覧ください。

10：00～18：00

那覇市立壺屋焼物博物館　3階企画展示室

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