植物も動物も、自然の中で自分だけで生きていくことはできません。自分で動くことができない植物の多くは、動物に花粉を運んでもらわないと種子を作ることすらできません。また、新しい場所に広がっていくためには誰かに種子を運んでもらわないといけません。一方、多くの動物は、直接・間接に植物を餌として暮らしています。植物と動物のつながりに注目して身のまわりの自然を見直すと、今まで気付かなかった不思議で巧妙な生物の作戦と自然界の仕組みが見えてきます。この公開講座では、沖縄の人々にとって馴染み深いイチジクの仲間（ガジュマル）を取り上げ、花粉を運ぶ昆虫や、果実を食べる動物とのつながりについてお話しします。野外で実際に観察しながら、植物と動物の不思議な関係について学びましょう。

9：00～16：00

琉球大学理学部海洋自然科学科427室

3,180円

15名

学構内を歩いて観察を行います。歩きやすい靴・服装で参加してください。また、帽子・飲物を持参してください。付近にあまり食事をする場所がありませんので、昼食も用意されておくと良いと思います